「叱る」と「怒る」の違いとは?
「叱る」と「怒る」の違いとは?
もしも、子どもが悪いことをすると、叱るのが大人、つまり親の役割だと思いますよね。しかし、子どもにうまく伝わらなかったり、ビシッと言えなかったり、逆に泣かれたりして、叱り方で悩んでいる親さんも多いようです。子どもを叱る際、どのようなことに注意すべきでしょうか?
「叱る」タイミングはいつなの?
親が「どうして、あんなことをしたの。あなたが悪いことをしたのよ」と、前の出来事を説明しても、特に小さな子どもは、何を叱られているのか理解できませんね。 叱るとき大事なのは、「その時」「その場」で悪いことをしたら、その場ですぐに叱ることがポイントです。
親が子どもの良きお手本であることは重要です。日頃から、子どもをよく見て叱るところは叱り、良いところがあれば褒めることが重要なポイントです。 できたら「叱る」と「褒める」はセットだと認識しておくといいかもしれません。
「叱る」と「怒る」の違いとは?
例えば、子どもがふざけておもちゃを投げ親が痛い思いをしたとしますよね。「痛いじゃない!おもちゃを投げるのをやめなさい。」「もうおもちゃ買わない。」などと感情にまかせて声を荒らげるのは、「叱る」ではなく「怒る」になります。これでは、子どもに伝わりません。
「ああ痛かった!おもちゃを投げると、痛い痛いんだよ。おもちゃは投げるものじゃなくて遊ぶものだよ。わかった?次からは投げないようにね。」 これが「叱る」です。「怒る」は、怒っている人の感情の問題だと考えます。
叱るときに重要なポイントは?
叱るときには、「言い聞かせる」というのが重要なポイントです。「言い聞かせる」ためには何が必要でしょうか? それは、理由をしっかり説明することです。 ときには「ダメなものはダメ!」で通して良い場面もあるかもしれません。
しかし、いつもそればかりでは子どもは納得できないでしょう。 まだ小さいからわからないだろうと決めつけないことが大事です。叱るときには、理由までしっかり伝えて納得してもらいましょう。
親は、子ども目線に合わせて、しっかり向き合うことが求められています。今一度、再認識してみましょう。新たな気づきが生まれるかもしれません。
